埼玉県比企郡
立派な長屋門を構える時代ある古民家は旅館を営んだ時代もあったとの事で、その名残か掛軸や軸装前の“まくり”が大量に出てきたそうで御依頼頂きました。残念な事に保存状態が悪くネズミや虫食いによる傷みが大分進んでいましたが、江戸末期から昭和初期位までの時代ある書画ですので、郷土史や美術史研究家の資料としての需要があります。全て買取らせて頂きました。
他に明治時代に営まれていた養蚕用具の桑籠や繭皿、糸取枠なども一部残っておりました。これらはインテリアやガーデニング用品として人気があります。かつては蚕部屋であったろう天井裏には、ほぼ整理されてしまった後ではありましたが明治~戦前の生活用品や軍装品、縮緬などの着物も少々残っており勿論買取対象とさせて頂きました。これらは綺麗に手入れをされ又新たな時代に活かされる事になります。御依頼ありがとうございました。