茨城県の古民家、土蔵、空家や実家に眠ったままの骨董品を買取ます。古美術品
茶道具、掛軸、古民具、レトロなおもちゃや古い生活道具などを次世代に活かしませんか？
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 広大で肥沃な平野と水陸交通の要となる霞ケ浦を持つ茨城県は、常陸国風土記に土地広く土肥え、海山物もよくとれて人々が豊かに暮らす常世の国と言われた事から常陸国となりました。中世には後北条氏の支配下となり江戸時代には水戸徳川藩が置かれて地方における独特な文化の中心として栄えました。現在では長い歴史に培われてきた農業漁業の他 工業やつくば市周辺に代表される科学技術などで発展を遂げています。

 主な歴史遺産としては神武天皇が祀られた鹿島神宮、幕末攘夷運動の先駆けとなった水戸斉昭によって造営された水戸の弘道館、偕楽園などがあります。埼玉県を対岸に見る古河市では古代からの渡良瀬川渡し場や古河城、日光街道の古河宿と今もその面影を残しています。また伝統工芸品では江戸時代から続く笠間市の笠間焼や日本三大紬の一つである結城市結城紬などが有名です。茨城県内の水運産業で栄えた豪商屋敷などには今も幕末の志士たちの足跡を辿る資料や古文書 掛軸などが残されてはいないでしょうか。

 また茨城県で活躍した芸術家と言えば近代日本美術の発展に大きな功績を残した岡倉天心がいます。東京谷中にあった日本美術院の絵画部門を北茨城市大津町五浦に移転し、椿浦の絶壁の上に研究所を建設しました。同研究所には横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山や研究会員の作画室が設けられ五浦の自然や風景に触発された作品を残し「五浦の作家たち」と呼ばれています。他にも牛久市牛久沼のほとりに住み自然や動物、特に秀逸な河童絵を描いた小川芋銭などがいます。