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骨董屋でも買取できない物があります|よくある5品目 その4 壺

骨董屋でも買取できない物があります|よくある5品目 その4 壺

その1 ひな人形・五月人形・博多人形
その2 桐箪笥
その3 座卓
その4 壺
その5 使用済の食器・漆器

買取のお問い合わせが多い5品目について「何で?」「お婆さんから高価だと聞いていたのに…」と思われる方は少なくありません。最近では、そのような不満につけ込むように「他店で断られた桐箪笥や食器も買取します」と大きく宣伝する業者も見かけます。しかし実際には、それらの品よりも貴金属やブランド品などが主な目的である場合も少なくありません。この記事では、当店で「買取不可」としている5つの品目について、その理由や現在の市場価値をできるだけ分かりやすくご説明していきたいと思います。

第4回目「壺」について

第四回は『壺』です。「骨董品」と言ったら?まず『壺』と答える方が多いのではないでしょうか。ではそのイメージした『壺』とはどんな壺なのでしょうか。

本来「骨董品」と呼ばれる壺といえば、中世の「六古窯」に代表される、米・味噌・酒などの貯蔵や運搬に使われた大型の実用容器でしょう。その素朴で力強い味わいや景色が茶人たちに見出され、茶道具として現代まで伝世された品は、古美術品として特に高く評価されています。



その後も江戸時代から明治初頭頃までは、機械化による大量生産が本格化する以前の、素朴な土味を持つ生活用品として作られていました。『骨董品の壺』と呼べるのは、この時代あたりまでの物と言えるでしょう。時代の土味や景色の良いものは買取の対象となりますので、ご相談いただければと思います。

では今日、『壺』として最もお問合せが多い物は、実は昭和以後の『花瓶』なのです。現代の人が、見慣れない木箱に読めない崩し字で箱書きされた、壺型の陶器を見て「これはお宝の壺なんじゃないだろうか?」と思ってしまうことがよくあるようです。



現代はフラワーアレンジメントなどで、カジュアルな容器に花を活けるのが一般的ですが、昭和の中頃までは玄関先や床の間に、どっしりとした陶器や銅器の花瓶を置いて花を活けるのが主流でした。新築祝いや引越し祝い、結婚祝いの贈答品に、全国の窯元でたくさんの花瓶が生産されていました。



もちろん中には有名作家が手掛けた物や、有名工房のブランド陶器などもあります。一概に全てが大量生産品で買取対象外という訳ではありませんが、高台内(器の底)などに銘や陶印がなく、木箱も紛失しているようなお品は、買取対象外となる事もありますので確認が必要です。

当店では買取できない品もございますが、その理由をできるだけ分かりやすくご説明しています。「これはどうだろう?」と迷われる物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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